SHIROBAKOに登場するキャラクターのモデルになった話
『SHIROBAKO』(シロバコ)は、P.A.WORKS制作、水島努監督による、日本のオリジナルテレビアニメ作品。
2011年制作の『花咲くいろは』に続く「働く女の子シリーズ」第2弾で、2014年10月から2015年3月までTOKYO MXほかにて全24話が放送された。
ある日のこと、この作品の監督を務める水島努から電話連絡が来た。
「今度のアニメ業界を舞台にした作品に池端さんをモデルにしたキャラクターを出したいんだけど、写真を撮りにいってもいいですか」
「いいけど。どんな役?」
「脱走の名人です」
「?」
アニメ業界でなぜ脱走の名人なのかよく分からなかったが、とりあえず他の作品でも世話になったこともあるので出演をOKした。
で、後日、進行さんが設定用に写真を撮りに来た。
正面。横。背中。アオリなどを撮影し帰って行った。
いったいワシはどんなキャラクターになるのだろう?
ワシらの世代で脱走といえば1963年公開のアメリカ映画『大脱走』である。
主演のスティーブ・マックイーン がかっこよくてね。
放送当日を楽しみに待っていたさ。
というわけで出来たキャラがこれだ。
うーむ……。自分で言うのもなんだが似ている。
自分をモデルにしたキャラクターに声優が声をあてているって、なんだか不思議な感覚だよね。
自分の予想とは違っていたが脱走シーンもあった。
放送終了後に監督を訴えようと考えたが思いとどまった。
放送後に初めて訪れたアニメ会社の女性進行さんが俺をみるなり、「あ、あの人だ」って顔をしていた。
そうか、有名人っていつもこの感じを味わっているのだな。
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