アニメのキャラクターが互いを名前で呼び合う理由
アニメを観ていて、登場人物たちが部屋に二人きりでいる場合に、お互いに呼びかけるのが気になることがある。
「ねえタカシ」
「なんだよ〇〇」
と、名前で呼びかけるのがどうも気になるのだ。
普通なら、
「ねえ」
「んー?」
で済んでしまうのだが、アニメでは名前で呼びかけるのが多い気がする。
なんでこうなのかというのを友だちと考察したことがあるのだが、漫画の影響ではないかという結論に至った。
先ほどの会話
「ねえ」
「んー?」
これがキャラクターについたフキダシのセリフであれば誰が喋っているのか誤解はない。
しかし、これが背景のみの校舎についたフキダシだった場合、誰が喋っているのか見当がつかない。
したがって先ほどのように、
「ねえタカシ」
「なんだよ〇〇」
と、名前をつけたフキダシになるのだ。
ここまで書いていて小説の影響もあるかもしれないと思い当たった。
絵のない小説の場合は地の文で部屋に誰がいるかが書かれていれば大丈夫だと思うが、それでも3人以上が会話を始めた場合は混乱する。
だから名前をつけた呼びかけをすることがある。
ちなみにラノベなどでものすごく特徴的な喋り方をするキャラクターが存在するのは、誰のセリフかを一発で分からせる工夫だろう。
どうしてアニメで名前付きの呼びかけが多いのかというと、ここまで書いてきたように漫画原作や小説原作のアニメ化が多いためだと思う。
原作のセリフをそのままアニメに反映させたため、映像があって見れば分かる状態で名前で呼びかけることになっているのだ。
文字だけのシナリオでは意外に気づかない事がある。
まあ気にしているのは自分だけかもしれないが、アニメを観ていて時々いらっとするときがあるのは事実である。
追伸
もし自分が監督として関わっているシーンにそういう呼びかけがあるとすれば伏してお詫びします。
というか、『大正野球娘。』という作品で登場人物が二人きりの時に、
「ねえ、小梅さん」
と呼びかけていたような気がする。
怖いので確認はしない。
意外に苦労する アニメの登場人物の名前を視聴者に分からせる方法とタイミング
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