【天才列伝】宿題だと勘違いして難問を解いた ジョージ・ダンツィーグ
ジョージ・バーナード・ダンツィーグ(George Bernard Dantzig、1914年11月8日 – 2005年5月13日)は、アメリカの数理科学者。
統計学において統計理論の2つの未解決問題を解決した。
上の画像はジェラルド・フォードがジョージ・ダンツィーグにアメリカ国家科学賞を授与しているところ(1976年)
エピソードが生まれたのは1939年にダンツィーグが大学院生だったときのこと。
彼が遅刻した講義の始めに、担当教授は有名な統計学の未解決問題の2つの例を黒板に書いた。
講義に遅れてやって来たダンツィーグは、その2つの問題を宿題と思い込み、それらを書き留めた。
ダンツィーグによると問題は「いつもより少し難しいように思えた」が、数日後にその解法を提出した。
このときもまだダンツィーグは締め切りが過ぎた宿題と思っていたそうである。
このエピソードは後に形を変えて都市伝説の形式で流布し、映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で使われている。